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社会人大学院生kenocoの挑戦

グルメ、雑学、口コミ、レビューを行なうライフハックブログ

ヘリコプターの墜落事故が多い理由 パイロットの死に方は・・・

ヘリコプターってよく落ちるイメージがありませんか??ちょっと私はヘリコプターを作っている会社と業務上関わりがあったため、何故ヘリコプターが落ちやすいかの原因を知っています。

そして、ヘリコプターの構造上パイロットは事故が起きると・・・死ぬ確率がとても高いんですよね。今回はその理由をご説明したいと思います。

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ヘリコプターが落ちる理由

ヘリコプターは操縦がとても難しく、フライトシュミレーターなどで簡単に離陸できる飛行機とは違い素人では離陸すら出来ないほどその操縦はシビアなのです。

良く映画などで、ホバリング(同じ位置で停止)しているヘリコプターを見ることがあると思いますがとても難しい技術なのです。

ヘリコプターにはメインのプロペラとおしりについているテールローターの2つでバランスをとっています。実はメインが止まってしまっても惰性でそのままユックリと降りてこれますがテールローターがとまると本体が回転してしまって墜落のキケンが高いのです。

以下のような場合、事故につながってしまいます。

◯ホバリング中の突風でテールローターが制御不能

これをテールローターストールと言います。山などで低空飛行をしているとそのまま枝などに接触したら墜落してしまいます。

◯ボルテックス・リング・ステート

前方へ飛行しているとき、空気の上向きの流れ(上昇流)は軸付近には発生しない。前向きの対気速度が減少し、垂直方向の降下率が増大すると、軸およびローター・ブレードを固定しているエリアには翼面が無いので、上昇流が発生しはじめる。上昇流の量が増大すると、ローター・ブレード内側の部分に誘起される上向きの流れが(下向きの流れに)勝ってしまい、軸に近い部分のローター・ブレードは失速を始める。軸に近い部分が失速すると、ローターの先端のボルテックスに似た新たなボルテックスが、ローター・システムの中心に発生する。この内側のボルテックスが、揚力の合計を減少させ、降下率を増大させる原因となる。加速された状態では、内側と外側のボルテックスが互いを増大させはじめ、ローター・ブレードのピッチ・アングルをどんなに増加させても、この二つのボルテックスの相互作用を強化するだけになってしまう。こうして、さらに降下率が増大する。この状態では、そのヘリコプターは自分自身のダウンウォッシュの中で操縦することになり、降下する空気の中を落ちていくことになる。この状態の認識や対処をヘリコプターのパイロットが誤ると、高い降下率を招き、墜落する可能性がある。

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引用:wiki

ざっくり纏めると浮力を失って墜落してしまうということなんですね。

救助に使われる理由

ヘリコプターが救助に使われる理由として、高度な技術を必要とするホバリング(空中で同じ場所にとどまる)事が可能なため山岳救助に向いているからです。

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山は予測できない突風が

その一方で山は予測できない突風や気流が発生していることが多いのです。市街地で急に墜落する原因としても急な突風によるバランスを崩した後に電線に接触などの事故が多いといえます。

尚、オスプレイの事故は空中給油訓練中の事故のようです。

www.youtube.com

墜落するとパイロットが死ぬ理由

さて最後に構造上なぜパイロットが死にやすいかをご説明します。

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操縦桿。どこにありますかね。そうミゾウチの高さにありますよね。

パイロットは操縦桿を最後までコントロールを諦めなければ操縦桿がお腹に刺さります。

ヘリコプターには残念ながらエアバッグがありませんからね。